原因と結果
物事には原因と結果があります。
例えば慢性的な腰痛。
腰が痛い事は結果です。
そして、原因を考えた時に腰が張っているからだと思いグリグリとマッサージ。
これで一先ず痛みは引きます。
ただ、またしばらくすると痛くなってきて、グリグリ。
スパイラルですね。
結果に対して原因が違うからなんですが、慢性腰痛の場合、ほとんどが痛みに対する恐怖や不安など脳の問題であることは今や当たり前ですので、アプローチを変える必要があります。
東洋医学では結果を(標)、原因を(本)として捉え、それぞれを治療していくことを(標治)(本治)といいます。
標治は比較的対症的に行い、本治はその原因に迫っていくため、効果の出方もそれぞれ違います。 本治は効果が現れるまで時間がかかることが多いため敬遠されがちですが、ここに迫らなければスパイラルを断てないのではないかと思います。
原因の中にも、さらにその原因があり、その原因の向こうの向こうにも。
これを繰り返すことで本当の原因に迫れていけると思います。
そしたら案外日々の小さな事柄だったり、感情だったりするかもしれませんね。
結果の対処よりも原因の追究に時間を使いましょう。
0コメント